救命艇年次点検では次のような項目がチェックされます。本船側で実施される週例月例の救命艇定期点検が正常に行われている場合下記項目をチェックしメーカーによるステートメント発行となります。
・艇内外 FRP の損傷・クラックの有無
・バッテリーの充電状態
・エンジン始動・エンジンオイルの状態確認
・コンパス等計器の動作確認
・操舵ハンドルの動作確認
・キャノピー点灯チェック
・離脱ケーブル・フック状態の動作確認
・ドアヒンジ等金属部品の状態
・各部ゴムパッキンの劣化状態
・救難食料を含む緊急時対応備品数量
・本船員の救命艇操作技術
・保守マニュアルの携行チェック
旧来の救命艇点検では点検と修理・整備が混同されていましたが、MSC.1 / Circ. 1206 の実施解釈に準拠し点検と修理は別項目とご理解戴けます様お願い申し上げます。
部品交換が必要な場合はチェックリストにリマークが記載され、ステートメントの発行が出来ない場合があります。
救命艇年次点検後の整備アルバム 施行前と施工後
緊急事態発生時にはメーカー整備士は乗船しておりませんので本船船員様による救命艇操作、救命艇を利用した海難回避が必須です。日頃より本船乗組員様による救命艇操作技術向上、メンテナンス知識教育を心がけてください。 |